うなぎの蒲焼味とは言っていない一平ちゃんの蒲焼のたれ味はやっぱりタレなのかな

　カップ焼きそばにはいろいろありますが、私は明星食品の「一平ちゃん夜店の焼そば」がお気に入りです。最近ではいろんなアレンジの商品が出ていますが、もともとの一平ちゃんの、濃い目の焼きそばの味にマヨビームでさらにこってりというところがいいですね。

　まあ、基本的に名古屋味覚は、味が濃くてマヨネーズがついていたら、心を持っていかれずにはいられませんからね。

　そこに、さらに名古屋らしい「うなぎの蒲焼」、つまりはひつまぶしっぽい一平ちゃんが出ていまし…、いや、うなぎではないの…か？

土用の丑の日との連動企画ということは

　今回買ってきたのは、「一平ちゃん夜店の焼そば蒲焼のたれ味」です。土用の丑の日と連動したメニューということで、ああ、7月に出したものが今も…ってことですね。どおりでお買い得だったわけです。

　パッケージの大きな「蒲焼」という文字に、勝手に「うなぎの蒲焼」をイメージしてしまっていましたが、「蒲焼のたれ味」なんですよね。「うなぎ」とはどこにも書いてな…と思ったら、原材料名に「うなぎエキス」はいました。

　ふりかけにはしっかりと山椒が入っていて、一平ちゃんの代名詞でもある「マヨビーム」は、「わさびマヨ」に。そこまで、うなぎの蒲焼に合わせている…いや、蒲焼のたれに合わせてきているわけですね。

　かやくは、いつもどおりキャベツだけで特にひねりはありません。湯きりをして、ソースをあえると…、確かにしょうゆベースの香り、カップ焼きそばの香りではありません。

　そしてたっぷりの山椒ふりかけに、わさびマヨビームです。

　食べてみますと…。確かに、その名のとおり「蒲焼のたれ味」ですね。うなぎエキスはやっぱりエキスということで、実感できるものはありません。甘辛いしょうゆベースのタレでカップ焼きそばを食べる、そのままのイメージです。

　ガツンと山椒、ツーンとわさびで、何となくそれっぽい感じにはなっています。うなぎの蒲焼の代替にはならないかもしれませんが、香りだけかいだら…うなぎの蒲焼っぽい感じもしなくはないようなしないような。

　そこまで、蒲焼ソースが主張しているわけでもなく、ちょっと変わったカップ焼きそばという感じですね。確かに、香り、いいですよ。