少し前の話になって、恐縮ですが、今回は日本シリーズの中継についてのお話です。今年はご存知の通り、ヤクルトVS大阪近鉄という対決になりました。
当然ながらテレビ中継はヤクルト主催ゲーム=フジテレビ系列、大阪近鉄主催ゲーム=朝日放送(テレビ朝日系列)となりました。
なぜ当然かというと、日本シリーズのテレビ中継権は出場球団と関係の深いテレビ局を球団が推薦するのです。
ヤクルトはサンケイスワローズだった時代もあり、フジサンケイグループとの繋がりが大きく、フジテレビは球団の大株主でもあります。通常でもヤクルト主催の試合はフジサンケイグループが中継しており、日本シリーズでもフジテレビでの中継となりました。
大阪近鉄は大阪・朝日放送との繋がりがあります。関西馬さんによりますと、近鉄は朝日放送の株主(3.8%)だそうです。朝日放送は近鉄の中継権を多く持っています。中継自体は少ないですが、いざという時に中継するのは朝日放送です。
このように球団と放送局は持ちつ持たれつで試合を中継するのです。
逆に言うとシーズン中、ヤクルトが優勝しそう!となれば視聴率や苦情、関係無く大株主フジテレビは中継をする「責任」を感じて中継するわけで、フジはキー局なので、中継を開始すればフジテレビ系列全てがヤクルト戦中継となるわけです。
また近鉄が優勝しそう!となれば、大阪・朝日放送はキー局テレビ朝日の番組を飛ばしてでも近鉄戦を中継するのです。しかしキー局はあくまでもテレビ朝日。テレビ朝日が首を縦に振らなければ、全国中継とはならないのです。
日本シリーズはそんな球団と関係の深い放送局の系列で中継されました。
テレビは先ほども述べたとおり、ヤクルト主催=フジテレビ系列、大阪近鉄主催=テレビ朝日系列となりました。ラジオも同様に資本系列局を中心に、全国各局で放送されました。
今回のヤクルトVS大阪近鉄は東京対大阪の対決。名古屋では盛りあがりに欠けたのは否めない事実です。中日の本拠地がナゴヤ球場からナゴヤドームになる前、ナゴヤ球場では近鉄主催のゲームが年に何試合か行なわれていました。近鉄電車が名古屋駅に乗り入れしている関係だと思うのですが…
私も近鉄の試合を見に何度かナゴヤ球場へ出かけた事がありますし、パリーグで一番好きなのは大阪近鉄バファローズです。そんなわけで関西以外の他の地域よりも名古屋には大阪近鉄のファンがいるのではないでしょうか。大阪近鉄にとって名古屋は第2のふるさとと言っても過言では無いかも知れません。
名古屋にはCBCラジオ、東海ラジオがあります。今年の日本シリーズ、ラジオ中継は白黒はっきりしていました。
CBCラジオは全試合中継。東海ラジオは1試合も中継しませんでした。
時は少し戻ってヤクルトがリーグ優勝した数日後、東海ラジオの「あんびるとよぞうのラジオどんぶり」(既に終了)という番組で、あんびるアナウンサーがこんなお話をされました。
あんびるさんはアナウンサーになる前は東京支社で営業をしており、その時の友人のラジオ大阪の営業の人と電話で話したそうです。その内容は…
とラジオ大阪の営業の方が言っておられたようです。気がつきませんでしたよ。あんびるさん。
この発言の真意は「だから東海ラジオでは日本シリーズやんないよ!」という事だったんですね…(笑)
本当は、元々東海ラジオでは中日ドラゴンズの出ない日本シリーズは放送しない事になっているので、スポンサーがつかないからやらない…というわけでは実際には無いと思いますけどね。


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