4日、伊勢湾岸自動車道刈谷ハイウェイオアシスが刈谷市東境町にオープンしました。広さは約17ヘクタール、愛知県が日本一の生産量を誇るえびせんべいの製造工程を見学できる工場や、天然温泉、高さ60メートル級の観覧車などの設備を整え、初日は約2万人が訪れました。
女性用のデラックストイレにはピンクのカーペットが敷かれ、白いソファーで順番を待つことができるのですが、そこはまるでホテルのラウンジのよう。また、刈谷出身の阪神・赤星選手を紹介するコーナーもあり、少年時代に使ったバットやグローブも展示されています。
ここ最近、こういった巨大な複合アミューズメント施設を備えた、高速道路のサービスエリアが増えていますが、地元自治体の公園と共同で設置しているものが増えていることに起因しています。岐阜県各務原市(旧羽島郡川島町)にある川島ハイウェイオアシスもそうですし、刈谷ハイウェイオアシスも刈谷市岩ケ池公園と一体化することで市の公園としても整備されています。
最近ではこのように、立ち寄るサービスエリアによってサービスの差が激しくなりつつありますので、高速道路を利用する際にはあらかじめどこのサービスエリアに何があるかを調べ、立ち寄るところを決めておく必要がありそうですね。ただ、こういった利便性の向上や目玉施設のアピールに惑わされ、第三セクターの参入は認められているものの、サービスエリア・パーキングエリアが道路公団関連の二つの財団法人による独占事業となっていることを忘れてはいけません。
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