名古屋市交通局の地下鉄・バスの2004(H16)年度決算が21日に発表になりました。地下鉄は東山線が約109億円、鶴舞線が約13億円の黒字、対して名城・名港線は約58億円、上飯田線が約10億円、そして桜通線は175億円の赤字となりました。トータルでは120億円の赤字でした。
一方の市バスは176路線のうちなんと170路線が赤字。黒字なのはわずか6路線で最終的には30億円の赤字で、市バスの累積赤字は658億円に膨らんでいて、地下鉄と合わせると名古屋市交通局の累積赤字は約4,469億円となりました。
今年度はバス路線の再編や人員削減を行ったうえでのこの結果であり、今後交通局は、駅からの散歩コースをアピールしたりして収益をアップを狙うとのことです。地下鉄は減価償却費などを除いた単年度の経常収支は104億円で、中期経営健全化計画の目標を達成しており、健全化に向け一歩進みましたが、バスはこのままでは…。
ちなみに、最も収益の悪かったバス路線、春田駅-両茶屋橋間は100円の利益を上げるのに953円の経費がかかっていたという計算になります。
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