プロ野球の新規参入に見る男の甲斐性?

11月2日、日本プロ野球機構は実行委員会とオーナー会議を開き、来季から「楽天」のパ・リーグ加盟を承認しました。当初名乗りを挙げたのは「ライブドア」で、本拠地は最初から宮城県としていました。

対して後から手を挙げた楽天は、以前にも書いたとおり決算説明会で「プロ野球球団は持ちません!」と発言し「プロ野球には関心ありません。サッカーを選んで良かった」と言いつつもプロ野球に参入表明。 本拠地を神戸だの大阪だの長野だのあちこち迷った挙句、ライブドアが既に選んでいた宮城県に後からやってきました。

下馬評では楽天で決まりと言われていた通り、楽天に決まったわけですが、その理由は「球団経営の継続性や親会社の経営状況を重視して論議した結果、楽天の方が企業規模、財務体質などで球団の継続的な経営が期待できる」とのこと。そこで四季報を開いてみたのですが…。

  楽天
(12月決算)
ライブドア
(9月決算)
2001年 -41億5800万円 +1億2100万円
2002年 -32億7600万円 +4億5200万円
2003年 -526億4300万円 +4億8800万円
2004年(予) -70億0000万円 +20億0000万円

連結決算純利益

よくわからないんですけど、この親会社の経営状況を重視したら、どうして楽天になるのでしょうかね。

あ、そうか。パ・リーグの球団経営は赤字であることはわかりきっています。ですから赤字に慣れている会社じゃないとダメということですね。なるほど~。

球団の新規参入は、当初から二者択一だったわけではありません。両方参入という方法もあり得たのです。しかし、同じ宮城を本拠地とするチームを2つ参入させるわけにはいきません。楽天が宮城を本拠に選んだ理由はもうおわかりですよね。

元近鉄バファローズファンとして、パ・リーグが消滅せずに済んだのはライブドアの堀江社長のお陰だということを忘れません。

焼鳥になる前に飛び立てるかな。

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