コク旨ソースのコロッケパン
まだまだ見かける地元コンビニ
じわじわと店舗が縮小しているように感じるものの、いまだに名古屋近郊では圧倒的な存在感を放つ「サークルK」。近い将来にはすべてファミリーマートに転換されることが決まってはいますが、さすがにシェアトップの東海3県では店舗数が半端なものではありませんから、まだまだこれからと言ったところです。
名古屋っ子が長年親しんだ地元コンビニ。既に消えた「ココストア」とこれから消える「サークルK」。これまで、地元だから…という理由で両社を選んでいた消費者を、囲い込もうとしているのがセブンイレブンです。
もはや外様ではない
2002(H14)年、それまで空白地帯だった愛知・三重・岐阜の東海3県に進出したセブンイレブンですが、あれから15年。今やすっかりこの地方にも浸透。
あるテレビ局の調査によると、愛知県民が最も親しみを感じるコンビニの座は今やセブンイレブンとなっているそうです。
ココストアが消え、サークルKが消え行く中で、セブンイレブンは限定商品などで次々と「地元感」を出しているのですが、細かいことをやってるなあ…と、思わず心惹かれるものがありました。
そりゃコク旨ソースだ
ちょっとお昼に調理パンを食べたいなと、ふらっとセブンイレブンに入ると「コク旨ソースのコロッケパン」なる商品を見かけました。コク旨ソースって、どんなソースだよ…と思いながら貼ってあるシールを見ると。
「コーミソース使用」
なんと「値段は高いがいい味です」でおなじみの、名古屋っ子の心の琴線に触れるコーミソースじゃないですか。
そりゃコク旨だわ、とあっさり購入を決断。味はもちろんコーミソースですから保証付きです。
一緒に買ったパンと工場が違う…
一緒に「ジューシーマヨドッグ」も買いまして、どちらもセブンイレブンのロゴの入った商品でしたが、ふと、「コーミソース使用」がひっかかり、地元で作ってるのかな?と、製造工場を見てみると…。
コーミソース使用のコロッケパンは、フジパン系列のエフベーカリーコーポレーション名古屋工場で作られたもの。春日井市にある名古屋工場です。春日井は名古屋です。しっかり地元ですね。
そしてマヨドッグは、同じ会社ですが多賀町の滋賀事業所。同じ包装で同じ場所に陳列してあるのに、工場が違うんだ。
コーミソース使用のパンは流通範囲が違ったりするんだろうか。ソースって実は地域色強いですよね。企画商品だけでなく、惣菜パンのソースでさえ地元感を出してくるセブンイレブン。これは強い。
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