放送のデジタル化によって…家庭や放送局で何が起こる?

放送は全てデジタル化される

今日はちょっと堅いお話です。3月22日は放送記念日でした。大正14年のこの日、日本で初めての放送が始まった日であります。なんて高崎一郎氏調で書き始めましたが、そんな22日、NHKの特番にちょっとおしつけ感があったんですよね。

放送のデジタル化についての特集です。日本テレビの氏家社長なども出演し、「デジタル化について国民のみなさまにご理解いただきたい」という内容でした。

そもそも放送のデジタル化自体が政策なので、放送局もおしつけられているわけですけれどもね。

デジタル「でも」放送される…のではなく

「BSデジタル」そんな言葉を耳にされることも多くなったと思いますが、今回言う「デジタル化」は、あなたが見ている普通のテレビ放送がデジタルになるということなのです。

「えっ?何か悪いことでもあるの?」そう思ったあなた。デジタル放送は今のテレビでは見られないのです。

「じゃあ別に見ないよ」でも2010年には放送は全てデジタルになるんですよ。つまり今のテレビ放送は廃止なんです。それまでに日本の全ての家のテレビを、デジタルテレビに買い換えなきゃだめなんです!!!!

テレビを買い替えないとテレビが見られなくなる

年金生活で水戸黄門が楽しみな一人暮らしのおじいちゃんの家のテレビも、NHKの受信料を払うのさえやっとのような家のテレビも、ようやく最近買った普通のBSテレビもぜーーーーーんぶ買い換えなきゃいけないんです。

もちろん電波は資源。デジタル化で使う電波の幅(周波数)が少なくなるのはわかります。でも他に方法は無いの?

家庭も大変!地方局も大変!

これに加えて一般家庭よりも大変なのが地方のテレビ局。もともと日本では、テレビ局がネットワークを組むことは禁止されていました。しかし、現状では地方局は番組のほとんどを東京の放送局から購入、もしくはスポンサー付きでそのまま流しています。

デジタル化すれば、新たな放送設備を莫大な金額で購入しなければならない上に、全国放送はBSでとなるので、地方局は100%自主編成を求められるのです。それはムリじゃない?

ラジオもデジタルに!

また、AM・FMのラジオ局もデジタル化されるんです。こちらは防災などの関係上現在の放送は廃止されません。ラジオはデジタル化されることで双方向機能がつくだけではなく。画像も送れるようになるそうです。

ん?

画像の出るラジオ???それって「テレビ」って言わない?

注:デジタルラジオの絵は静止画の予定です。

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