NJ-VW106-W(三菱電機)
ご飯が好きなだけに…
最近、ご飯を食べない若者という話をよく見かけますが、なんかこの話題って定期的に出てくるといいますか、自分たちが若い頃にもそう言われていた気がしますので、きっとずっと右肩下がりで推移していて、どのタイミングで見ても、若者は米を消費しなくなっているのでしょう。
そんななか、若者ではない自分は無類のご飯好きでして、おかずが無くてもご飯だけでイケる、白米だけでも1食イケるタイプなのですが、そうなると、ご飯そのものの味への依存度が高くなってしまうわけです。
ご飯自体をおいしくするには、お米選びよりも、やっぱり炊飯器です。
いいお米を買うに越したことはないけれど
おいしいご飯を食べたい…となると、まずはお米選びという発想になりますよね。いろんな品種を取り揃えているお米専門店にも行ったことがありますし、そこでお話を伺ったりもしたのですが。
ひとつの壁にぶち当たってしまうのです。
お米が「生鮮食品」であるということ。お米は保存方法によって鮮度が落ちてしまい、精米から2週間ほどでもう品質が変わってしまうというのですね。
そうなると、せっかくいいお米を買ったところで、2週間ほどで悪くなってしまうのであれば、小さな単位で小まめに買うわけにもいきませんし、安いお米を買っても変わらないんじゃないかって。
実家にやってきた「本炭釜」
そんななか、10年ほど前でしょうか、「高級炊飯器」なるものが登場します。三菱の本炭釜です。実家にその本炭釜の炊飯器がやってきまして、半信半疑ながらご飯を炊いてみますと…。
何これ。めちゃくちゃおいしいんですけど。
いろんなお米を試してみました。
そしてこの境地に達するのです。炊飯器さえよければ米はどうにでもなる。とはいえ、本炭釜の炊飯器はなかなか手が出なかったのですが…。
三菱は高級炊飯器のパイオニア
とうとうわが家にもやってきました。三菱の本炭釜。最上位機種では、メニューでお米の品種を選択すると、それに合わせた炊き方をしてくれるという、トンデモな状況になっているのですが、スペースの都合もあり、その一つ下のモデルです。
もうね。やっぱり炊飯器です。
スーパーで安売りされていたお米でも、2週間以上たったお米でも、炊き方ひとつで激うまですよ。
お米の粒それぞれを感じる食感でありながら、かたいということは全く無い。さらに甘みがしっかり。
「匠芳醇炊き」コースがとにかくスゴい。炊く前に弱火で加熱して、水の浸透を促進してから、糊化酵素の活性化する温度帯で仕込む…とかもう、理屈はわからないけど、もう驚くほどのおいしさです。
ただし、炊く時間はめっちゃかかるので、電気代心配になっちゃいます。
あと、本炭釜は炭なので、落とすと割れるという脆弱性も。しかも、炊飯器の値段のほとんどがこの釜の値段なので、万が一割ってしまうと、炊飯器を買いなおすくらいの費用がかかりますし、釜のなかで米を研ぐとかもってのほか。
腫れ物に触るかのように炊飯器を触りながら、毎日おいしいご飯を食べています。
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