飛騨ブラックらーめん(麺の清水屋)
ブラックと言えば富山ですよね
黒いスープのブラックラーメンといえば、富山ブラックですよね。漆黒のスープには黒胡椒。富山のお店で食べたこともありますし、アピタ富山店でインスタント富山ブラックを買ったら、寿がきや食品の商品だったなんてこともありました。
富山ではご当地ラーメンとして高い知名度のブラックラーメン。今回、そんなブラックラーメンを岐阜のご当地食品売り場で見かけました。
その名も「飛騨ブラックらーめん」
黒は黒でも醤油の黒
パッケージには「濃厚たまり醤油味」の文字。ゆで時間は「1分」。麺は高山ラーメンの細麺ということですね。
たまりといえば名古屋・愛知ですし、麺は高山、そしてネーミングは富山のブラックラーメンと、飛騨の立ち位置が垣間見えるラーメンです。
飛騨はどこ志向?
飛騨といいますと、岐阜県の北半分を指す知名なわけですが、今年は映画「君の名は。」で舞台のモデルとなったということで、そのなかでも飛騨市に多くの人が聖地巡礼に訪れたことで話題になりましたし…。
飛騨市どころか飛騨地域には映画館が無いことから、飛騨市民は富山県まで映画を見に行っていることも話題になりました。結果的には飛騨市で上映会が行なわれたわけですけれどもね。
そんな飛騨。地元の方に話を伺うと、富山との結びつきは深く、意外にも名古屋は身近に感じるのこと。ところが美濃との関係は…「岐阜(市)からの電波は敵性放送だ」なんて言葉も聞いたことがありますが、それはその人の個人的な意見でしょう。
確かにスープは黒い
いただいてみますと、確かにスープはブラックラーメンといえるほどに黒いですけれども、黒は黒でも富山ブラックとは違うますね。たまり醤油の黒ですから、名古屋っ子にも受け入れられること間違いなしです。
でもこれ、麺の食感は高山ラーメンっぽいのに、「高山ブラック」じゃなくて「飛騨ブラック」なんだ、と思って製造者を見ると…、飛騨市神岡の会社が作ってるんですね。だから高山ラーメンではなく飛騨ラーメンなんだ。
飛騨市が合併して誕生するときに、飛騨の名をつけることについて高山といろいろあったという話もありましたよね。飛騨地域のなかでも、高山市VS飛騨市なんて確執もあったりするのでしょうかね。
様々なパワーバランスを感じられた飛騨ブラックらーめんでした。
高山の名の付いたラーメンも出してた。
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