名古屋牛乳飲めないのー!

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名古屋牛乳販売店

会社としては残ってるけど…

マンボ調の音楽とともに、「名古屋牛乳~」といえば「飲んでるの~?」と、ある年代以上の名古屋っ子なら、まるで合言葉のように出てくるCMのフレーズですが、そんな名古屋牛乳が、この春で牛乳の製造から、

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撤退したというのです。名古屋牛乳のホームページを見ると、会社概要から愛知県大府市の「共和工場」が削除されており、商品情報からも乳製品は全て姿を消し、健康飲料のローヤルトップのみが掲載されているだけで、名古屋牛乳は、不動産賃貸業と健康飲料メーカーになってしまったようです。

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今でも「名古屋牛乳の歌」をサイトで聞くこともできるのですが、「名古屋牛乳のんでるのー?」のフレーズが寂しい…。聞かれても飲めない。また、時期を同じくして、半田市のみどり牛乳のみどり乳業も、津島市の昭和牛乳も商品製造を終了。消費税増税だけが影響だとは思いませんが、引き金になった感じでしょうか…。

私にとって思い出の牛乳といえば瀬戸牛乳。学校給食で飲み続けた瀬戸牛乳は、この名古屋牛乳に吸収合併されました。そのため、瀬戸市内の瀬戸牛乳販売店は、名古屋牛乳にブランド変更となり、瀬戸牛乳を扱っていた瀬戸市内のスーパーでも、名古屋牛乳が扱われるようになっていたことから、瀬戸市民も名古屋牛乳になじみはじめたところで…こういう結末ですか…。

名古屋牛乳の宅配についても、学校給食についても、大手ブランドに変更とのことで、まさか名古屋牛乳が無くなって、地域性が失われることになるとは。少子化が進み、人口が市場が減る一方の日本。牛乳だけの話で済むことではありませんね。

家電量販店、デパート、銀行も気づけば…。地域性を守ろうとしなければ守られない、気づいたらすべて全国ブランドになってしまう、寂しい…の一言で片づけてはいけませんね。

名古屋牛乳 ビン牛乳のふた

この記事を書いた人

TOPPY/川合登志和

記事や脚本を書いたり、名古屋のラジオやテレビの構成作家をしたり出演したり、地域のFMラジオで喋ったりディレクターしたりミキサーしたり、講師したり、サイト作ったりしてます。

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