デニーズのパンケーキ
先日、テレビ東京の「ガイアの夜明け」で、「高くても売れる!」という特集をやっていまして、ファミリーレストランがそちらの方向にシフトして成功を収めているという話題をやっていました。そこで紹介されていたのが、デニーズのパンケーキ、これが当たってるというんですね。
少し前のブログに書きましたが、ファミレスといえばかつてはデフレの象徴で、ツイッターを駆使して話題づくりをして、若者がわんさか、食べ放題パンケーキめがけて押し寄せた…のは、数年前のロイヤルホストでした。
そんなロイヤルホストはデニーズよりも先に、高級路線にシフト。店を全面禁煙にして、愛煙家の客層をカット、若者もカット、お金を落としてくれる主婦層を狙って大成功。全席禁煙化が客単価の上昇につながったというのです。
その方向転換に合わせて、ロイヤルホストは昨年5月にツイッターもやめています。この経緯を見ていると、デニーズの後追い感はぬぐえないわけですが、
そもそも、デニーズというのはいつも後追いの風見鶏で、ガストがドカンと当たった時には、すぐにガストの後追いをして痛い目見てましたよね。あ、そういえば、デニーズからドリンクのおかわりサービス消えてた…。
ただね。ブームは遠く去ったといいますか、ブームがあったかどうかすら定かではない「ラザニア」というメニューを、残してくれている数少ないありがたいファミレスなので、デニーズのことは悪くは言えません。ラザニアを食べるために行ってるようなものです。
あと、結構勘違いしがちですけど、デニーズって、セブン&アイだから全国展開してるイメージありますよね。実は、東京から大阪の間、いわゆる東・名・阪にしかないファミレスなんですよね。東京の向こう、東北にもちょこっとあることはありますが。
なので、全国展開しているすかいらーく(ガスト)やロイヤルホストと、デニーズを同格に「ファミレス御三家」として扱うのは、実は感覚がズレてて、すかいらーくとロイヤルホストが2大ファミレスなのは間違いありませんが、
デニーズだけは、「一部地域で人気が高いファミレス」として扱うのが正解ですね。
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