長崎皿うどん 餃子(リンガーハット)
店のあちこちに踊る「国産」の文字
「食の安全」はいつの時代も声高に唱えられるものの、何か大きな事件・事故が起きないと、次第にその感覚は薄れ、特に外食では、どれも安心・安全だと思い込んでしまうのが怖いところです。
つい先日、その食の安全を揺るがすニュースが、センセーショナルな映像とともに報じられましたよね。大手ハンバーガーチェンと大手コンビニのチキンナゲット。全ての中国産がああではないことはわかっていても、青く変色した鶏肉、床に落ちた肉をそのままラインに戻す工場の映像は、大きなインパクトとなりました。
そこで、あるフライドチキンチェーンは、テレビコマーシャルで「国産」の文字を常時表示したり、店頭に「国産」の文字を掲げる外食チェーンを多く見かけるようになりました。そんななか、以前から「国産」の文字が躍っているのが、長崎ちゃんぽんの「リンガーハット」ですよね。
特に、リンガーハットには野菜を食べに行くようなものですから、それが「国産」という安心は大きいですよね。「当店で使用している野菜はすべて国産です」という貼紙だけでなく、レジには都道府県までも表示。地元産野菜の割合が多いのも、地産地消の観点からも大歓迎です。
さらに餃子も、皮が国産であることをアピール。いつもは、外で餃子を食べることはほとんどないのですが、これは食指が伸びますね。でも…そんなに「国産」「国産」って、主張が激しくない?他の店だって、国産を使ってるけど言わないだけじゃないの?なんてことは、ほぼありません。
だって、国産を使うということは、全然コストが違うわけですよ。コストをかけて国産をわざわざ使ってるのに、それを言わない奥ゆかしさなんて、おかしいですよね。やっぱり、言わないってことは、国産じゃない。外食のチェーン店では、そう思って間違いないでしょうね。
ただ、小さなチェーンや個人店では、必ずしもそのPRに手がまわらない環境もあったりすると思いますので、その限りではないでしょうね。ちゃんぽん、皿うどん、餃子、おいしく安心していただけました。
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