フルーツパンチがこの時期に復活するのは意味があった

160108

ファンタフルーツパンチ(コカ・コーラ)

味の話をするわけではありません

 定期的に「あ、懐かしい」と思って、売られているとついつい手に取ってしまうのが、ファンタのフルーツパンチ。ファンタは多くの人に知られているとおり、無果汁のフレーバー飲料。つまり、香りだけで味を表現しており、実際にはその果物の味がするわけではないという炭酸ドリンクです。

 オレンジやグレープといった定番商品があるほかに、期間限定でいろんなフレーバーが登場するわけです。今回見かけたのはフルーツパンチ。やっぱり買ってしまいました。

[広告]

前も年末年始の登場だった

 ついつい手に取ってしまうと書いたとおり、以前にもフルーツパンチが復活した際には買っていて、このブログにも書いています。振り返ってみますと、前回買ったのは2年前のちょうどこの時期。当時の記事を見ても「年末年始限定」とあり、同じ時期に2年ぶりに買ったということになります。

160108a

年末年始には意味があった

 フルーツパンチに入っているのは、アップル、ピーチ、アプリコット、チェリー、グアバという5種類の果物…じゃない、5種類の香りです。公式サイトを見ても、その5種類の「フルーティな香りが楽しめるおいしさ」とあります。

 さらに続いてこうも書いてありました。「パーティシーズンを盛り上げるパッケージデザイン!」

 なるほど。年末年始に登場するのは、パーティーシーズンを盛り上げるためだったんですね!しかも、味や香りではなく、盛り上げるのはパッケージという、ファンタの立ち位置をうかがわせますね。この表記。

なぜか心にひっかかる世代

160108
 ファンタには様々なフレーバーがあって、いつも何かしら期間限定で販売しているようなものなのですが、やはりどうしてもフルーツパンチは心にひっかかるのです。

 味、いや、香りとしては、トロピカルなフルーツという感じで、甘さも強いですし、けっしてイマドキのものではありません。でも、買ってしまうのです。

 フルーツパンチが新発売で登場したのは1984(S59)年。しかも、ファストフード店で「新登場!」と銘打って売られていたので、まだまだファンタの新味が珍しい時代に、「フルーツパンチ」という、特定のフルーツの名ではないファンタの目新しさというものを、小学生の頃に体験している世代なんですね。私。

 きっとその頃の、「何、この、フルーツパンチって!」という感動が、今も心の奥底のどこかにあるんでしょうね。そして、フルーツパンチの香りを感じることで、あの懐かしき小学生だった日々を思い出しながら、現代の自分の今と対峙する。

 そして、その対峙する時を、年末年始という家族や仲間と揃うタイミングに照準を合わせている。きっと、フルーツパンチをこの時期に復活させる意味とはそういうことなんでしょう。

 はい、考えすぎです。でもやっぱり、懐かしいあの頃を思い出させてくれるんですよね。フルーツパンチの香りは。

この記事を書いた人

TOPPY/川合登志和

記事や脚本を書いたり、名古屋のラジオやテレビの構成作家をしたり出演したり、地域のFMラジオで喋ったりディレクターしたりミキサーしたり、講師したり、サイト作ったりしてます。

TOPPY/川合登志和をフォローする
食べました!買いました!
スポンサーリンク
シェアする
TOPPY/川合登志和をフォローする

コメントはこちらから

Loading Facebook Comments ...

コメント

タイトルとURLをコピーしました