写真:麺屋いろは掛尾店(富山市)
現在は、およそ半年に1回の放送となっている、テレビ東京の「愛の貧乏脱出大作戦」。この番組は、様々な事情から貧乏に陥ってしまい、番組に応募してきた飲食店店主に、番組が探し出した「達人」による修行を受けさせ、レシピや根性を惜しげも無く叩き込み、お店も番組の予算でリニューアルし、成功に導くという、
バラエティ調のドキュメンタリー番組です。当初は、日曜ビッグスペシャルの一企画としてスタートし、1998(H10)年4月から2002(H14)年9月までは、月曜21時台に毎週放送。フジテレビの「月9」ドラマ枠の裏にもかかわらず、最高視聴率は17.5%を記録した、テレビ東京の超ヒット番組のひとつです。
番組の全盛期には「愛の貧乏ビジネス」なる、この番組をビジネスモデルとした、コンサルタントがあちこちに誕生し社会現象とまでなりました。また、司会のみのもんたさんによる、番組への力の入れ様も、他の番組とは大きく異なり、スペシャル放送になってからは、毎回ロケに出ていらっしゃいます。
私は、この番組が、数あるテレビ東京の好きな番組の中でも特に大好きで、日曜ビッグの一企画だった頃から、ほぼ全て見ています。この番組から学んだ料理のコツを、自分のレシピとしたものがいくつもあったりします。
その、愛の貧乏脱出大作戦のスペシャル版「夜逃げはイヤだ…ラーメンドリーム2012」が、4月9日に放送されまして、今回達人として登場したのが、「東京ラーメンショー」で3年連続、売上数日本一を誇るという、富山ブラックラーメン「麺家いろは」を築き上げた店主。
富山ブラックの印象は、その黒いラーメンの見た目から、味が想像できない…ということで、すごく味に興味がわきました。そうしたらなんと、運の良いことに、番組を見た翌日に、富山の日帰り出張が急遽舞い込み、仕事で富山に行くことができました。となれば、食べずには帰れません!
麺屋いろはに入りますと、まず飛び込んできたのが、愛の貧乏で見た達人のポスター。間違いありません。ここです。
麺屋いろはのこだわりは、やっぱりダシですかね。番組でも見ましたが、相当な量の鶏を使っているみたいですね。お店の看板によりますと、アルカリイオン深層水に、地鶏の丸鶏、宗田ガツオ、富山湾の白エビがスープに入っているとのこと。では、いただきます。
ネギのまぶされた餃子はサッパリ。この食べ方、面白いですね。我が家ではこれまで、浜松に倣って、餃子にはモヤシだったのですけど、ネギもありですね。
そして、富山ブラック。本当に黒いですね。スープを一口。確かに、見た目からの想像とは全然違う味です。コクはありますが、黒い色ほどの味の濃さはありません。こういう味だったんだ~。という驚きがあります。
ちなみに「富山ブラック」とは、このお店が出しているラーメンだけを指すものではなく、富山県では古くからある特定のお店が出していたもので、今はいくつかのお店がその系統のラーメンを出している、という状態だそうで、
富山の地のラーメンという扱いではないという、ちょっと微妙な存在ではあるみたいです。でも、インスタントラーメンも出ていたので、思わず買ってしまいました。それはまた後日食べます。富山を訪れたら、ぜひぜひ。
見た目と味のギャップをお楽しみ下さい。テレビを見て、食べたいな~と思ったものを翌日食べる。しかも、遠く離れた富山のを。これは贅沢ですね。でも当然ですが、テレビ東京系列は富山県では映りませんので、放送翌日だからお店が激込み…ということはありませんでした。
コメント
初コメントです!
これほどの良いタイミングで赴けたのは好運でしたねぇ。
(ネギどっさりの餃子も良さげです)
きっと後日放映されてからの方が凄いんでしょう。
(繁盛店ですからその点は充分承知しているかな?)
テレ東系で放送翌日に未放映エリアの取材店に来店する方は
地獄耳かテレ東好きのどちらかでしょう。
>凡々亭茶々丸さま コメントありがとうございます。
本当に、ビックリするくらいのタイミングで
富山に行くことができました。
この前の特番が富山で放送されるのかどうかはわかりませんが、
放送されたらまたにぎわうかもしれませんね。