津軽三味線とフレンチのランチ演奏会

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名古屋駅から歩いて10分弱、フランスの田舎料理がコンセプトの、「ビストロそれいゆ」で開かれました、津軽三味線奏者・山口晃司さんのランチ演奏会に行ってきました。迫力はもちろんですがそれだけでなく、伝統音楽でありながら、楽しめる演奏とおいしい食事、そんなひとときを過ごすことができました。

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山口晃司さんは、愛知を中心に活躍されている、20代前半の津軽三味線奏者で、数々の受賞歴に加えて、様々な歌手のバック演奏や、テレビ愛知をはじめとするメディアで使用されている楽曲提供や、演奏、音楽監修もされている方で、昨年のFIFAクラブワールドカップでの演奏をはじめ、海外でも活躍されていらっしゃいます。

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津軽三味線の音の力強さが光る伝統の曲だけでなく、遊園地やフォークダンスなどで耳にする曲の演奏もあり、演奏中にどのタイミングで拍手したらいいのかや、さらに、津軽三味線に関するトリビア的なお話など、トークも面白くて、あっという間の時間でした。

演奏に使われていた津軽三味線の棹はなんと樹齢4000年の木、その棹の堅さとバチの堅さの関係と音への影響も勉強になりました。しかしそのトークのときと、演奏では表情が一変。音の迫力とその華麗な演奏に魅了されました。

何より、その時間を楽しんでいただきたいという、山口さんの気持ちが、構成からも感じられてとても良かったです。この日は満員御礼で、私たちは立ち見でして、演奏を聞かせていただいた後に、食事をいただきました。

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ビストロそれいゆは普段、夜のみの営業とのことですので、ランチとしていただけるのは、こういった特別な時のみ。この日はスペアリブだったのですが、これが箸で崩れるほどにやわらかくて、味も絶品。とても優雅な土曜の午後を過ごすことができました。

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山口さんは、ライブ活動はもちろんのこと、映画館を使っての演奏会を開いているそうで、お話を伺うと、映画館というのはホールと違って、どこの場所に座っていても、均一に音を伝える音響設備となっていて、ホールとはまた違った音の広がりを味わえるとのことで、さらに、気軽に聴きにきてほしいという思いもあるそうです。

津軽三味線を多くの人に楽しんでもらおうと、愛知を地盤に、世界へと、今後も注目です。

津軽三味線奏者 山口晃司
ビストロそれいゆ ~ 名駅二丁目 カジュアルフレンチのお店(facebook)

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