つぶあんこしあん論争・名古屋を代表する「千なり」は次元が違っていた

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千なり(両口屋是清)

あんこといって名古屋っ子ならこれを忘れてはいけない

 あんまん、いちご大福と、頭のなかで「つぶあん」と「こしあん」論争が巻き起こっている最中。もなかじゃないです、さなかです。妻が差し入れをしてくれました。もう、全てが吹き飛ぶ、名古屋っ子が小さい頃から食べているあんこといえばこれ!というもの。

 それは、両口屋是清の「千なり」

「♪せんなり、せんなり、せ~んなり~」
「♪りょうぐ~ちや~これきよ~」

 最近はあまり見かけなくなりましたが、ある年齢以上の名古屋っ子でしたら、CMソングを口ずさめることでしょう。

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特徴は千なりと言うだけあって!と言うけれど

 千なりとはどんな和菓子かといいますと、表面に豊臣秀吉のシンボルであるヒョウタンが焼き入れてあります。しかも、秀吉はヒョウタンを馬印として用いただけでなく、戦に勝つごとに小さなヒョウタンを増やしていったことから、「千成瓢箪」と呼ばれるようになったものです。

 この千なりに焼き入れてあるヒョウタンの数は12個。パッケージにもたくさんのヒョウタンがプリントされており、まさに、名古屋が生んだ秀吉を象徴する和菓子となっています。

「いや、デザインとか焼印とかはわかったから、千なり自体はどんな和菓子なの?」って?

 どら焼きですよ。

3種類全部いただきました

 千なりには3つの味があります。ということは、つぶあんとこしあんの両方がラインナップされている?と思ったら…?

 まずは「小豆粒あん」もう、その名のとおり王道のつぶあんのどら焼き。安心の味わいですね。ほっとします。お茶が最高に合いますね。使用されているのは北海道産の小豆。

 続いて「紅粒あん」こちらは、国産白小豆粒が入っていまして、あざやかな色あいとなっています。とはいえ、紅粒あんと言ってるだけあって、ちゃんと粒々です。

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 そして「抹茶あん」愛知県産の抹茶を使用したもので、こちらは粒あんと名前がついていないことから、こしあんかと思いきや、そこまで割り切っている感じではなく、つぶあんかといえばそうでもなく、こしあんかといえばそうでもなく…という感じ。

やっぱり名古屋は 種類があっても基本はつぶあんか?

 かつてはさらに「白あん」があって、子どもの頃はよく食べた記憶があったのですが、現在はラインアップから外れています。結構、千なりの白あんって子ども心には印象の強かった記憶があるので、無くなっていたとは意外でした。

 まあ結局、この千なりでわかったことは、基本、つぶあんなんですね名古屋は。ただ単に「こしあん」という千なりは存在すらしていませんし、過去にも存在していないと。

 創業380年の名古屋の和菓子店のどら焼きがこうなんですから、つぶあんVSこしあん論争について、名古屋の和菓子はつぶあんでキマリと、こう結論づけてもいいのではないでしょうか。

 ちなみに。わずかな時期だけですが、チョコレートあんの入った「千なりバレンタイン」が、2月10日から14日の5日間限定で販売されているそうです。焼印もハートマークと「St.Valentine’ Day」になってるそうですよ!

 って、焼印が千成瓢箪じゃなかったら、それって、千なりじゃなくて、ハートマークの入ったただのチョコどら焼きのような…。
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コメント

  1. あざとし より:

    社名入りCMは、ラストが「両口屋是清さん」で締めていた時期があると思います。菓子箱に入っているしおりでは確かに「是清」で終わってるのですが。

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