いちご大福(口福堂)
つぶあんこしあんが気になって仕方が無い
このブログで、あんまんはつぶあんか?こしあんか?という記事を書いた際に、日本は真っ二つに分断されていて、この名古屋は「つぶあんエリア」に属すると知ってからというもの、あんこの和菓子を買うたびに、このつぶあんとこしあんのことが気になって仕方の無い日々が続いています。
あんまんに関しては、この東海3県より西ではつぶあん、静岡や信州以東ではこしあんがメインであるものの両方ということが、名古屋のメ~テレの番組で紹介されていました。
なら、他のあんこ系のものはどうなんだろう。
大福はどっち?つぶあん?こしあん?
あんまんに続いて気になったのは大福です。大福も、あんまんと同様につぶあんが常識で、こしあんの大福なんて…あるの?と思ってしまうのですが、そう思っていたあんまんが、実は関東ではこしあん優勢だったことで、大いにショックを受けたわけです。
とはいえ、あんまんはもともと中華まんじゅうなわけで、中華です。中華のごま団子がこしあんであるように、中華だからこしあんなのではないかという仮説も成り立ちます。
そうなれば、大福は和菓子。つぶあんですよね?
これに関しては、やはり、あんまんほどに明確な区分けというのは無いようで、地域性よりも好みによって、こしあんの大福、つぶあんの大福が選ばれているようです。
そもそもどっちがどっち?
舌触りのなめらかな「こしあん」と、豆の食感が残る「つぶあん」。もちろん、食べる側の違いはありますが、そもそも、これを自分であんこを作るわけでなく、出来合いのものを買う場合にどんな違いがあるのか、気になりますよね。
やはり、工程としてはこしあんの方が大変なわけですよね。炊き上げる時間もかかりますし、豆の種皮をとらなくてはなりません。そうなると、こしあんの方が原価が高くなるわけですが、別の説では、つぶあんの方が食感がごまかせないから使う豆が高級、混ぜ物ができないという話や、こしあんは輸入で原価が抑えられるという話もあります。
つまりこれは、結局のところ、そのお店がどういうあんこを仕入れているのか、お店次第ということになってしまうわけです。
名古屋のイチゴ大福は?
今回のターゲットはいちご大福です。大福はつぶあん派でも、いちごと一緒となると、こしあんのなめらかさといちごの融合を味わいたい…そんな声もあるでしょう。
いちご大福の発祥の地は三重県。発祥のお店ではありませんが、三重県の名古屋寄りの街である桑名市に本社を置く、柿安本店が運営している「口福堂」でいちご大福を買ってみることにしました。
さっそくお店に行って、「いちご大福はつぶあんですか?こしあんですか?」と聞くと…。
「こちら、赤い方がつぶあん、白い方がこしあんでございます」
両方あった!しかも、どちらも北海道産小豆100%で、価格も同じ220円。
思っているほど、つぶあんとこしあんで原価は違わないのか…それとも、どっちかが損する商品で、どっちかが得する商品なのか…。
そんなことを考えていると、おいしくなくなってしまうので、無心で両方いただきました。
やっぱり、自分はつぶあん派。原価なんか関係ない!これからも好みで選びます。異論反論お待ちしております。
コメント
セブンイレブンの粒あんパンは93円、こしあんは100円。同じ値段ということは粒がぼったくりですね。つまり粒を喜んで買う人はいいカモです。