これからも現役!2つの愛知発祥コンビニ・タックメイトとソルティでお買物

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タックメイト山吉(愛知・一宮市)

完全になくなるわけではないのです

 11月17日の午後1時をもって、ココストア1号店から看板を架け替えた「タックメイト藤山台店」が閉店しました。このお店は「日本のコンビニエンスストア発祥の地」と自称しており、45年4ヶ月あまりの歴史に幕を下ろす形となりました。それについてはこちらに詳しくかつての関係者にも話を聞きまして、書かせていただています。

 でもまだ、ココストアの火は消えたわけでもありませんし、名古屋そして愛知を発祥とするコンビニは、消滅するわけではないのです!

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もともとあった「タックメイト」

 ココストアのうち、ファミリーマートに転換されなかったお店が「タックメイト」となったわけですが、タックメイトというコンビニは新たに作られたわけではなく、1993(H5)年に名古屋市に1号店をオープンした、ココストアとは別の歴史を歩む「名古屋発祥コンビニ」なのです。

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 ココストアが、本部と加盟店が1対1の関係であるフランチャイズチェーンであったのに対し、タックメイトは加盟店どうしが連携して運営するボランタリーチェーンで、どちらも酒販会社のイズミック(旧山泉商会)によって作られた会社であり、兄弟の関係でした。

 タックメイトは2012(H24)年にココストアと統合され、ココストアのボランタリー事業となります。

 そのココストアはファミリーマートに買収されるわけですが、ボランタリーチェーンについては子会社のココストアリテールに移され、ココストアリテールはミツウロコプロビジョンズへと売却された…という流れなのです。

 なので、ココストアから移行されたフランチャイズチェーンのピンク色のタックメイトとは別に、昔からのボランタリーチェーンのタックメイトがあり、そちらは緑とオレンジ色の配色となっています。

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 買物をしてみると…ココストアから移行されたタックメイトとは違い、まさに昭和のコンビニ。懐かしさがこみ上げます。「クリスマスケーキの予約受付」に「年賀状印刷」さらには、色褪せていながらも「加盟店募集中」の張り紙。

 これからも、名古屋発祥のコンビニ「タックメイト」自体は健在です。

本部が無くなったソルティがある

 そんなタックメイトを後にして、一宮市内を車で走っていると…、同じ道路の反対車線に、本部が無くなったはずのコンビニが。なんと「ソルティ」が営業しているではありませんか。幻覚を見ているのか?と目をこすりますが、現実です。ソルティです。

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ソルティ大津屋(愛知・一宮市)

 ソルティは、愛知県一宮市に本部を置いていたコンビニエンスストアチェーンで、愛知・三重・岐阜の東海3県を中心としたローカルコンビニとして90年代はそれなりに店舗を見かけたのですが、確か、2003(H15)年に本部が廃業したというニュースを見たはずです。

 なんと、本部が無くなっているにもかかわらず、ソルティとして営業しているお店がわずかながらに残っていたのです。

 一宮市で立ち寄ったソルティは、ソルティのなかでも古いCIのまま。廃業時は「SOLTY」の「O」の字が太陽のような形のロゴに変わっていたと記憶しています。

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 ソルティで買物をしていると、値札にはそのピンクの「SOLTY」のロゴが。間違いなくあのソルティです。

ココストアリテールのタックメイトとソルティ

 「ソルティで買物をすることができるなんて」と感動を抑えながら買物を終えて、ふと入口で振り返るとそこには「タックメイトグループ」の文字。

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 このソルティもタックメイトの一員だったというわけですか。そうですよね。もうソルティは本部が13年前に無くなっているのですから、どこかのチェーンに関わりがあるはずです。タックメイトがサポートしていたわけですね。

 そしてそのタックメイトは、ココストアリテールです。

 名古屋発祥のタックメイトと、一宮発祥のソルティ。ココストアリテールのコンビニでこれからも買物、できます。

ソニー 盛田昭夫―――“時代の才能”を本気にさせたリーダー

この記事を書いた人

TOPPY/川合登志和

記事や脚本を書いたり、名古屋のラジオやテレビの構成作家をしたり出演したり、地域のFMラジオで喋ったりディレクターしたりミキサーしたり、講師したり、サイト作ったりしてます。

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