「最古の石」な七宗町の新キャラクターを紹介する看板はエイジング加工してあるのかな…

道の駅 ロック・ガーデンひちそう(岐阜・七宗町)

岐阜県の七宗町には「レッキーくん」というキャラクターがいます。これは七宗町で20億5000万年前のものとされる日本最古の石、上麻生礫岩(かみあそうれきがん)が発見されたことにちなんで生まれたキャラクターだったのですが…2019年(平成31年)3月に衝撃的な出来事が。

島根県津和野町でさらに古い石が発見されてしまうのです。それはなんと25億年前のもの。七宗町で日本最古の石が発見されて49年後のこと。翌年「発見50周年」を祝おうとしていた七宗町にとってそれは失望ともいえるものでした。

しかし七宗町はそれを逆手にとります。レッキーくんはその出来事にショックを受けて、レッキーちゃんにプロポーズ。その年の秋に結婚式を挙げるのです。そして翌年、2020年(令和2年)には5つ子を出産します。

  • 陽(ひなと)…ホタル光る色のイメージ
  • 稚児(ちこ)…祭りの稚児のイメージ
  • 蒼(そう)…清流の川のイメージ
  • 雲龍(うんりゅう)…龍にまつわる伝説が多くある町のイメージ
  • 七葉(ななは)…緑の木々に囲まれた自然のイメージ

※4人の頭文字は「ひちそう」、そして5人目が「なな(7)」になっています

その5つ子を紹介する看板が道の駅 ロック・ガーデンひちそうにあるのですが、どう見ても、昔からあった看板という感じがするのですよね。2020年(令和2年)に誕生した新キャラクターの看板に見えないのです。そうか、古い石であることがPRポイントなわけですから、看板も古めにエイジング加工してあるのかもしれませんね。

そして、道の駅 ロック・ガーデンひちそうには「日本最古の石博物館」が併設されているのですが、歴史をくつがえす新発見を「してしまった」島根県津和野町が「日本最古」で町おこしをしていた七宗町を心配し、新たに発見された日本最古となる25億年前の岩の一部を、七宗町に寄贈したのです。

ですから、「日本最古の石博物館」には、ちゃんと新たな日本最古の石も展示されていて、看板に偽りなしの状態になっています。

この記事を書いた人

TOPPY/川合登志和

記事や脚本を書いたり、名古屋のラジオやテレビの構成作家をしたり出演したり、地域のFMラジオで喋ったりディレクターしたりミキサーしたり、講師したり、サイト作ったりしてます。

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