チベット人にお話を伺うことができました

チベットでの暴動や、聖火リレーの妨害など、チベットに関するニュースを最近耳にしますが、外国メディアを当初排除するなど、北京政府は真実を報じているとは到底思えません。チベットで今何が起こっているのか、知りたい。

そう思っていたところ、名古屋在住のチベット人の方にお話を聞く機会に恵まれました。

もうね…。

何と言ったら言いのでしょう。これが今、同じ地球上で起きていることなのかと、唖然としてしまいました。私はこれまであまりにも無知すぎました。そもそもなぜチベットが中国になってしまっているのか、その経緯も、そんなことがまかり通っていいのかと。詳細は改めて書きますが、概要はこんな感じです。

チベットはかつて独立国家でした。先の第二次世界大戦前、日本が経済封鎖された際に、チベットは同じ仏教国である日本に羊毛をたくさん送ってくれ援助してくれました。チベットは戦時中も連合国軍の要求に屈せず、ずっと平和、中立を掲げ、列強に屈することなく貫きました。

しかし、そのせいで、

・敗戦国日本を援助したチベット
・連合国軍の言うことを聞かなかったチベット

そんな国の味方をする国連常任理事国(=戦勝国)はなく、中国によるチベット支配を許すことになってしまうのです。しかも中国は、偽造したチベット政府の印鑑を押したような紙切れで、チベット征服を実現してしまっているのです。

そのチベットでは今、北京政府による信教の自由の制限、弾圧、教育の低劣化、さらにはチベット人が商売を出来ないように妨害している上に、チベット人は隣村へさえも行けないように、24時間体制で軍の監視が行われていて、チベット人は恐怖におののきながら生活しているとのこと。

しかも北京政府は、平気で、捏造した写真や映像を使って外国に向けての報道しているそうで、その方は具体例を示し、捏造の証拠もあると語ってくださいました。その方も心配で、毎日チベットにいる家族に電話をしているそうです。

やっぱり、大切なのは直接お話を聞くことですね…。一日も早く、チベットに自由が訪れることを祈るばかりです。

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