味仙台湾ラーメンカップ(愛知ハム販売)
味仙の台湾ラーメンがカップで登場
名古屋を代表するラーメンといえば、「スガキヤ」か「台湾」かと意見が二分されるところですが、そのうちのひとつ、台湾ラーメンの元祖といえば味仙です。その味仙の台湾ラーメンが独自ブランドでカップになって登場したとのことで、さっそく買ってきました。
名古屋圏の大手スーパー、コンビニなどで発売されているのが、こちら。
「元祖名古屋名物・台湾ラーメン」
なんだか、「元祖」のかかる位置が微妙におかしい気もしますが、もっと気になる「ソフトカプセル」の文字。カップラーメンにソフトカプセル?
台湾ラーメンってなあに?
「台湾ラーメン」とは、しょうゆラーメンの上に、豚挽き肉を中心にニラ、長ネギ、もやしなどを唐辛子とともに炒めたものをのっけたラーメンで、昭和35年創業の台湾料理「味仙」が発祥とされているものです。
実際には台湾には存在しないメニューでしたが、近年は、ラーメンチェーン「あじへい」などを展開する三重県の株式会社ダイムが、「名古屋ラーメン」という名で台湾の現地フランチャイズ店舗で販売を始めています。
なお、台湾でいうところの「台湾ラーメン」と呼べるものを台湾で探してみたところ、こんなものだそうです
最近はいろんな「台湾」がある
名古屋圏では今、「台湾カレー」「台湾うどん」など、とにかくその辛く炒めた豚挽き肉と既存メニューを融合させた、新台湾メニューが増殖しつつあり、街じゅうで「台湾」の文字を見かけます。
味仙のお店の台湾ラーメン
その原点こそが、味仙の台湾ラーメンです。このカップ台湾ラーメンを販売しているのは「愛知ハム販売」。愛知ハム販売はこのカップ麺だけではなく、「味仙台湾ラーメン鍋スープ」「味仙煮手羽先」「味仙台湾餃子」「味仙台湾やきそば」など、味仙のプライベートブランド製品を製造しています。
台湾餃子、台湾やきそばなんてのも、味仙ブランドで出ているとは…もう、名古屋は台湾と言っても過言ではないですね。
さて、カップ台湾ラーメンですが、かやくにしっかりニラと豚挽き肉そして、ソフトカプセル…。ソフトカプセル?
このカプセルに味仙の秘密の味が?
そうなんです。この台湾ラーメンはソフトカプセル配合なのです。まさに、よく薬で見かけるソフトカプセルです。ここに、ラー油風味の特性エキスが入っているというわけです。
これ…、口のなかで溶かしたらどうなるだろ…という興味が沸いてしまうところですが、抑えて、抑えて。作りましょう。
作ってみますと、ソフトカプセルが配合されてたから、もっと味仙の台湾ラーメンらしく、赤々しくなるかと思いきや、結構、しょうゆラーメンっぽさが強いビジュアルです。
確かに、これはよく再現されていますね。でも、お店ほどの刺激は無いかも。やっぱり、一般家庭で食べられるように、そこは大人しめにしてあるってことでしょうかね。なので逆に、台湾ラーメン入門編としてちょうどいいのではないでしょうか。
しかし、何度咀嚼してみても、「元祖名古屋名物」って枕詞はしっくりこないなあ。「名古屋名物・元祖台湾ラーメン」ってことが言いたいんだろうけど。
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