両口屋是清 栄店(名古屋・中区)
ハロウィンディスプレイに惹かれて
栄を歩くといつも気になるのが、中日ビル南にある両口屋是清の栄店。「千なり」でも買って帰ろうかな…と、ふとディスプレイを見ると、完全にハロウィン仕様。
創業380年の老舗和菓子店も今はハロウィンなんですね!と…いうことは、千なりも季節限定のあの味があるはず。今回はハロウィンな両口屋是清をいただいてみました。
その、ハロウィンディスプレイでイチオシになっていたのは「おときき山」でした。
かわいいなめらか「おときき山」
音聞山からの景色
音聞山とは、天白区の塩竈神社のあたりにある起伏に富んだ絶景が見られる山で、現在も地名としては残っていますが、山の名は御幸山と変わっている場所です。
景勝地として知られた音聞山ではかつて、遠くの潮騒が聞こえてきたといわれています。
そんな音聞山の名のついたお菓子「おときき山」は、一口サイズのかわいい焼菓子です。しっかりとした味わいの皮で包まれたあん。口のなかでとろける感じはまさにハーモニーといえるでしょう。
普段は、ふっくらと炊き上げられた「白あん」と、西尾の抹茶が香り豊かな「抹茶あん」だけなのですが、今回はハロウィンバージョンです。
屋号までもがハロウィン仕様に
10月いっぱい販売されているという「おときき山 ハロウィンバージョン」は、いつもの白あんと抹茶あんに加えて、「かぼちゃあん」が入った7ヶ入で700円です。
パッケージは2種類ありますが、中身は同じです。より、かぼちゃの色に近いほうのパッケージをゲットしてきました。
どの味もほんと、口のなかでとろけてしまうのですが、かぼちゃあんは香りもよくて、フルーティな味わいになっています。
そして注目は箱にある両口屋是清の屋号。いつもの「両」の文字にハロウィン的な帽子が。ハロウィンも随分と日本に浸透してきてるんだなあ…と、380年の老舗の屋号との融合に驚きました。
しかもこの箱、外国のハロウィンをイメージしているのかと思いきや、ちゃんと建物が名古屋テレビ塔や、名古屋城になっているんですね。そこはやっぱり「名古屋のハロウィン」なわけです。
「お菓子くれーせんと、いたずらしたるでな。えーか。」
千なりもぎっしり栗あん
やっぱり、両口屋是清といえば「千なり」です。いつもは、北海道産小豆がぎっしりと詰まっていて、トレードマークの千なり瓢箪の生地とともに、ふんわりしっとりな千なりですが…。
今は、季節限定の「栗あん」が。
まさに秋の味覚ですね。生地のふんわり感はもちろんいつもどおり、そこに、しっかりと栗の風味が生きた栗あんがたっぷり。いつもの千なりとはまた違った魅力です。ほんと、栗の味が生きていますね。
これ、いつもの千なりと一緒に食べてもいいかも。あんこと栗なんて、どう考えても、絶対に合いますものね。あずきの千なりと栗あんの千なりを交互に食べたらきっとおいしい。
今月だけの、ハロウィン&栗な両口屋是清。これぞ、名古屋の秋、名古屋のハロウィン。
こちらは今だけ
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