環境先進県ですから

写真:レジ袋有料化スタート!(愛知・武豊町)

武豊町で、来月からレジ袋が有料化になるというポスターを見かけました。この4月、愛知県では多くの自治体が有料化に踏み切ります。名古屋市も全域で有料となり、61市町村のうち42市町村が実施という状況になります。

「じゃあ、どこが無料なんだ!」

そんな節約家のあなたのために、4月1日の時点で有料化に踏み切らない、市町村をピックアップしてみました。しかし「△」マークがついているところは検討中なので、近日中に有料化になる可能性が高いです。

<西尾張>
津島市・愛西市・弥富市・春日町・△七宝町・美和町・甚目寺町・大治町・蟹江町・飛島村

<東尾張>
△東郷町・△長久手町

<知多>
△阿久比町・△東浦町・南知多町・美浜町

<西三河>
△碧南市・高浜市

<東三河>
豊橋市

こうやって見ますと、西尾張に導入しない自治体が集中していますが、あのあたりは合併を検討していたり、そもそも小さな町村が多いので、単独で実行する意味があるのかどうか…といったところでしょうね。

検討中のところが実施すれば、あとはその西尾張と知多半島の先っぽ、そして高浜市と…おっと!豊橋市の存在は大きいですねぇ。

似たような存在で、三重県でも四日市市が導入していませんが、県庁所在地ではない大規模な都市というのは、何かポリシーを持っていることが多いですので、こだわりがあるのでしょうね。

でも、有料化を決定したところでも、一筋縄だったところばかりではありません。

尾張旭市ではいまだに市民の有料化反対の声が大きいですし、ゴミ収集にレジ袋で出すことができた岡崎市では、元々リサイクルの形が出来上がっていたのになぜ?という声もあります。

二酸化炭素の排出量という点で見ると、国産のエコバックを使用しない限り、つまり、中国製のエコバックなんかを使ってしまうと、その輸送にかかる二酸化炭素と比べたら、レジ袋を百枚以上もらってもレジ袋の方が「エコ」という数字も出ています。

愛知県では、県を挙げて有料化を推進していますが、まあ、結局はイメージなんでしょうね。イメージは大切です。愛知県は万博以来、「環境先進県」という呪縛から逃れられませんものね。

どこも、具体的に数値を出したりしていないですものね。「国産のエコバックを使いましょう」なんて言ってる自治体があったらすごいけどwでも、二酸化炭素排出という観点ではなく、ごみ処理の観点からだけなら、レジ袋は少ないほうがいいでしょうから、自治体としての狙いはそこでしょうね。

豊橋市が実施しないポリシーが気になる気になる。

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