買い物客に「もったいない」を連呼

 サイト作成の新規案件がありまして、今日はお話を聞きに大口町へ。まあ大口だったら高速道路を使うまでのことは無いだろうと思ったのが大間違いでした。この時期はやっぱりあちこち道路工事の嵐。片側交互通行に何度ひっかかったことやら…。待ち合わせ時刻に遅れてしまいました。

大口町というのは工業の街で、田んぼが一面に広がるなか、様々な規模の工場が本当にたくさん立ち並んでいます。とりあえずお話をして写真を撮影して、叩き台となるものを作ることに。

その帰り、流通業マニア(?)でもある私はヨシヅヤ大口店に寄ってみました。ヨシヅヤは西尾張を地盤とするスーパーで、22店舗を展開しています。立体駐車場も完備していて結構大きいのですが、駐車場からはすぐ近くにあるアピタ大口店が見えます。これは近い。まあ、アピタとヨシヅヤでは客層が明らかに違いますから、棲み分けはできているのでしょう。それはヨシヅヤ大口店のお客さんを見ればすぐにわかります。これからは2007年問題も控えていますし、高齢者にほっとさせるお買い物というのも、コンセプトとしてはいいと思います。

ただ…。ヨシヅヤは結構万博を引きず…じゃなくて、万博の理念を継承することに力を入れていて、先日オープンした名西店のセレモニーには万博のマスコットであるモリゾーとキッコロを呼んだり、万博のスペインパビリオンのタイル外壁を購入して店内に展示するなどしています。でも、それではただ万博のイメージを踏襲しているだけで、理念を継承とはいきません。

そこでヨシヅヤが展開しているキャンペーンが「MOTTAINAI-もったいない-」です。

「もったいないを国際語に」という、ノーベル平和賞受賞者のワンガリ・マータイさんの提唱を広めるべく、ヨシヅヤ全体で取り組んでいるのです。そのため店内のあちこちには「もったいない」「もったいない」という垂れ幕が。

う~む、確かにReduce、Reuse、Recycleの3R活動とかは大切ですし、「もったいない」という言葉を広めることが良いことなのは間違い無いのですけど、買い物に来たのに「もったいない」「もったいない」と言われると、衝動買いは絶対しなくなりますよね…。

まあ、ヨシヅヤは目先の売上よりも、より高い企業イメージの構築を目指すほど余裕のある経営状況、ということを示しているのでしょう…かね。

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