いよいよやってきた愛知の2005年
今年初めての日記更新となります。2005(H17)年もよろしくお願いいたします。「2005」という文字を見ると愛知県民は、感情の違いは様々あれど誰もが「あ、いよいよなんだ」と思うことでしょう。今まで何年にも渡ってマスコミや街頭で「2005」という文字を見させられてきたのですから。
2005年といえばそう「愛・地球博」愛知万博です。
「愛・地球博」は2005(H17)年3月25日から9月25日まで185日間、愛知郡長久手町と豊田市にあった愛知青少年公園跡地と、瀬戸市の海上の森を会場として行われる万博で、1997(H9)年に2005年の万博開催場所が愛知県に決定して以来、紆余曲折はありましたが愛知県は万博に向かって様々な準備をしてきました。
交通アクセス整備のなかで…
万博には多くの人が訪れます。というか訪れてもらわなくては困ります。そのため万博会場への交通アクセスも整備されました。自動車で来る人のための高速道路と、新幹線や列車などでやってくる公共交通です。公共交通のなかで、会場への来場手段として主に利用されると思われるのが、リニアモーターカーのリニモです。
名古屋駅と名古屋一の繁華街・栄を通る地下鉄東山線。その東山線の終点である藤が丘駅(名東区)と、万博の長久手・瀬戸の2会場を結ぶ路線がリニモです。地下鉄とリニモの輸送力に大きな差があることから、藤が丘まで地下鉄でやってきた人をリニモが運びきれないという事態が想定されており、藤が丘での消費が増えるのではないかと予想され、藤が丘は今注目されています。まあ、そんな人が溢れるほど混雑する事態の想定も取り越し苦労かもしれませんが。
「藤が丘」と「藤ヶ丘」の矛盾問題
さて藤が丘です。藤が丘まで地下鉄東山線が延伸されたのが1969(S44)年4月、以来35年に渡って「藤ヶ丘駅」として市民に親しまれてきました。そうなんです。「が」が小さいカタカナの「ヶ」だったのです。しかし、駅が開業した翌年の1970(S45)年に区画整理が施行されると、地名は「藤が丘」と名付けられたのです。
小学校の名も「藤が丘小学校」です。駅名もそれに合わせて変更されるかと思いきや、「藤ヶ丘」は終点であるため地下鉄全ての駅に「藤ヶ丘方面」という案内看板があり、変更するとなれば全てを付け替えることが必要となるといった理由などから、「藤ヶ丘駅」の表記は変えられることなくそれから34年の月日が経ったのです。
時は流れ2004(H16)年10月。愛・地球博に向け名古屋市の地下鉄は延伸され、名城線が環状化されました。それをきっかけにこの「藤ヶ丘」と「藤が丘」の矛盾を解消させることになったのです。地下鉄の駅名が「藤が丘」に修正され、新設のリニモの駅名も藤が丘駅となることになりました。
この駅名変更は名古屋でちょっとした話題になりました。
注目のスポット「藤ケ丘」?
さて、2005(H17)年1月6日。メ~テレの夕方ワイド「ぱっぱ屋」の新年レギュラー初回放送がありました。「ぱっぱ屋」は月曜から金曜まで午後6時20分から35分間放送されている番組で、毎日名古屋の注目スポットを中継やVTRを交えて紹介する地域情報ワイドです。(当初はコンセプトが違いましたが…。)
しかし新聞のテレビ欄には…。
「今注目のスポット藤ケ丘」
…。
「藤ケ丘」
旧表記の「藤ヶ丘」ならまだしも「藤ケ丘」。
夕刊もそのままでした。
まあ、放送自体ではちゃんと「藤が丘」になっていましたから、誰か気づいたのでしょうけど…。
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