写真:中部日本放送(名古屋・中区)
日本初の民間放送として、名古屋に産声を上げた中部日本放送(CBC)、これまでずっと、名古屋唯一の、ラジオとテレビ、両方の放送を行う、「ラ・テ兼営局」として、その老舗ぶりを存在感のひとつとしてきましたが、
この春、ラジオを「株式会社CBCラジオ」として分社化、その際、将来的には持ち株会社化を視野に入れているとのことでしたが、いよいよ発表がありました。
11日(土)付の中日新聞朝刊、「持ち株会社体制に CBC、来年4月」
記事によりますと、さらに「CBCテレビ」も新たに設立し、合計8つの事業会社が、持ち株会社にぶら下がる形となります。
【時事通信】中部日本放送、持ち株会社に=地方局で初
また、こちらの記事によりますと、現在、持ち株会社化に移行している放送局は、テレビ朝日を除く、東京にある4つのキー局のみで、総務省によると、地方局では初めてとのこと。
さらに特筆すべきは、これまで設立された持ち株会社は、
「フジ・メディア・ホールディングス」
「東京放送ホールディングス」
「テレビ東京ホールディングス」
「日本テレビホールディングス」
といった名称であるのに対し、今回、CBCが設立する持ち株会社は
「中部日本放送」
そこに、持ち株会社体制に移行せざるを得ない状況においての、CBCの最後の意地を見た気がします。
これからの時代、何が正解なのか。
コメント
ごぶさたしていました、こんばんは。CBC持株会社化の話は少し前に聞いたことがあるのですが、持株会社で本来の放送局名を維持出来るのは、ラテ兼営局だから出来る特権だと思います。テレビかラジオの単営局なら、それは無理ですからねえ。それを考えると、TBSHDも「東京放送」で良かったかも。
ちなみに、キー局で唯一持株会社化していなかった、名古屋テレビのキー局・テレビ朝日も、ついに持株会社化されますよ。これで全てのキー局が持株会社化されますが、今後CBCのような地方有力局にも持株会社が波及していくでしょうか。とはいえ、まずは株式上場民放からになるのではないでしょうか。
>歌姫LOVEさま コメントありがとうございます
会社のポリシーもあるような気がします。
なんとなくですが、毎日放送なんかは、
持株会社化をしない印象を持っています。
実際のところはわかりませんが…。