東海ラジオの七宝送信所の新局舎ができあがっていました

140116

東海ラジオの七宝送信所が、名古屋に開局して以来の大工事を行っていることは、以前取材させていただきまして、レポートいたしました。

開局以来の大工事・東海ラジオ七宝送信所レポート
★名古屋のラジオ局となったときからの送信所 ★開局から使われてきた送信局舎がまもなくその役目を... ★送信所の中へ!公式取材レポートです  三重と岐阜にあった2 ...

昨年春の時点では、新しい送信局舎の基礎工事を行っていましたが、先日、通りがかりましたところ、新しい局舎ができあがっていました。

[広告]

災害時、ラジオは命綱とならなければならないわけですから、電波を発信する送信所は、それこそどんな災害にも、耐えなければなりません。しかし、東海ラジオの現在の七宝送信所は、三重の近畿東海放送と岐阜のラジオ東海が合併して、東海ラジオ放送となって名古屋から電波を発射し始めた、1960(S35)年4月1日から、54年に渡って使用されており、老朽化によって災害時への対応が不安な状態となってしまっています。

名古屋のAMラジオ局で、開局以来ずっと同じ送信所を使っているのは、東海ラジオだけです。

そこで東海ラジオは、この七宝送信所の全面的な更新を行うこととし、まずは、送信空中線の支線の張り替え、そして送信局舎の新築と、長期間にわたって工事が進められており、いよいよ新しい送信局舎が完成したもようです。

現在の局舎の北西に建った新しい局舎は、津波対策のために嵩上げが施されており、柱も太くなっています。また、局舎にあの「T」のロゴマークと、東海ラジオという文字が入っているのが、いいですね。最近は、いろいろな問題から、送信所が送信所であることを隠す傾向があるのですが、その風潮のなかで、このロゴマークは思い切りましたね。

今後は、新しい送信局舎に、これまた新しい送信機などの機材が搬入され、その後、テストを経て、現在の設備から新しい設備へと放送が切り替えられ、55年に渡って東海ラジオの番組を送信してきた、現在の局舎は取り壊されることになります。

AMラジオそのものがどうなるか…という空気のなかで、これだけの設備投資、いざというときに、この地方の人々を守るんだという、東海ラジオの気概が伝わってきますね。ていうか、正直、今、よくやりましたよねこれ。

何が「今」の「空気」なのかと言いますと…。そんな東海ラジオも、元旦の中日新聞朝刊紙上にて、遅くとも来年春までには、FMラジオでも、東海ラジオを聞けるようにする予定と公言しましたからね…。今後は、この七宝送信所の切替、そしてFMでも放送開始と、目まぐるしく、東海ラジオは新しい時代に入っていくわけですね。

しかし、東海ラジオがFMで電波を出すとなったら、どこなんでしょう。やっぱり、既存の名古屋のFM局と同じように、中京テレビ東山タワーなのでしょうかね。いや、ひょっとすると、あっちもあり?

さらに、FMの出力は?音はステレオなの?気になることはたくさんありますが、予定とはいえ、遅くとも来年春には…と言い切ったということは、もう、近いのでしょうね。実際。

そんなFM放送開始の前に、AMの電波が、最新送信機からのものへと切り替わる…その時が迫ります。いつ頃になるのでしょうかね。まあ、でも、新送信機になっても、AMがステレオに戻ることはありませんけどね…。

隠せるアンテナ FM AM 曲がるアンテナ 長さ245cm

この記事を書いた人

TOPPY/川合登志和

記事や脚本を書いたり、名古屋のラジオやテレビの構成作家をしたり出演したり、地域のFMラジオで喋ったりディレクターしたりミキサーしたり、講師したり、サイト作ったりしてます。

TOPPY/川合登志和をフォローする
メディア
スポンサーリンク
シェアする
TOPPY/川合登志和をフォローする

コメントはこちらから

Loading Facebook Comments ...

コメント

タイトルとURLをコピーしました