FMステレオでAMラジオ局の番組が聞けるように(イメージ)
富山と愛媛では今日スタート
以前から取り上げています、AMラジオの放送がFMステレオでも聞けるようになるという、「FM補完中継局」
11月26日に免許が交付された富山と愛媛では、今日12月1日に正式にスタートし、富山の北日本放送(KNB)は「+FM90.2」として90.2MHzで、愛媛の南海放送(RNB)は「エフナン91.7MHz」として、それぞれ、AMラジオと同じ内容が、FMステレオでも聞けるようになりました。
そんな12月1日に、名古屋の2つのAMラジオ局、CBCラジオと東海ラジオの、FM補完中継局設置の決定が、明らかになりました。
以前こちらの記事にも書きましたが、既に国は、全てのAMラジオ局に対して、FM補完中継局用の周波数を割り当てています。
この地方では、名古屋の2局(CBC・東海)には92.9MHz・93.7MHz、ぎふチャンは90.4MHzが割り当てられています。
現状、富山、愛媛では12月1日開局、鹿児島の南日本放送(MBC)は試験電波を発射中、関東のTBSラジオ、文化放送、ニッポン放送に予備免許が出ている状態でしたが、この地方にも動きがありました。
東海地域におけるラジオの強じん化 民放ラジオ難聴解消支援事業の交付を決定
この発表によりますと、名古屋の2つのAMラジオ局のFM補完中継局設置について、「民放ラジオ難聴解消支援事業の交付」が決定したということになります。
補助金が出ることが決まったわけですから、もう決まりですね。
時期はまだわかりませんが、確実に、CBCラジオと東海ラジオはFMでも聴けるようになります。
内容を見ますと、CBCラジオと東海ラジオで事業費がそれぞれ2億2712万8千円。合計で4億5425万6千円がかかり、その半分を補助金で賄うことが決定した、ということになります。
ここから読み取れることは。
・CBCラジオと東海ラジオは共同でFM送信アンテナを建設して費用を折半する
・2局のFM送信アンテナを設置するのに4億5千万円もかかる
4億5千万円。
素人なので、わかりませんが、たとえば、現在ZIP-FMやFMA、InterFMNAGOYA、NHK-FMなどが電波を出している既存の東山タワーといったところに、追加のアンテナ設置を行う工事をするとしたら、果たして…4億5千万円かかるでしょうか?お詳しい方、いかがでしょう。
これだけの金額をかけるということは、新規で送信タワーをどこかに設置すると考えた方が自然ではないでしょうか。
となると、やっぱり…あの、かつてRADIO-iが電波を出していた、はるか遠くまで届きそうな、三国山だったりする?
今後は、この補助金決定を受けて、免許を申請し、予備免許が交付されたら試験電波発射、本免許の交付後、本放送という段取になります。
アンテナはどこに?出力は?そして開局時期は?そのあたりはまだわかりませんが、
でもこれで、始まることは決定です。CBCラジオと東海ラジオがFMステレオで聞ける、
それほど遠い日のことではない、ですね。
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