サークルK名東社が丘店(名古屋・名東区)
サークルKサンクス最後の日
サークルKサンクスを傘下にもつ、ユニーグループ・ホールディングス(GHD)が8月29日付で上場廃止となりました。会社は今月限り、9月1日に新体制へと移行されます。
新体制は、現ファミリーマートがユニーGHDを吸収し、新持株会社「ユニー・ファミリーマートホールディングス」に。事業会社としては現サークルKサンクスが、新事業会社「ファミリーマート」になります。
ですので、店舗ブランドとしては、現在の「サークルK」と「サンクス」を、2016年12月から2018年2月末まで1年3ヶ月かけて「ファミリーマート」に架け替える形となりますが、
会社としては、現在のサークルKサンクスが、9月1日にファミリーマートに社名変更する形であるため、8月31日をもって会社名としてのサークルKサンクスは消滅します。
そんな、サークルKサンクスの最後の日となった今日、名古屋・愛知のあちこちにサークルKがオープンしました。サークルKの正真正銘「最後の開店」です。
サークルK最後のオープン
そんなサークルKサンクス最後の日にオープンした「サークルK」のひとつ、名東区の名東社が丘店に寄ってみました。
店の入口には「いちばんの満足をあなたに・オープン!」の幟や幕が。
株主向けの資料でも、新会社の新キャッチフレーズは「あなたとコンビに」になると発表されていますので、この「いちばんの満足をあなたに」というフレーズがこれだけ大々的に掲げられるのも最後でしょう。
お店の入口脇には、開店を祝うたくさんの花があったであろう「跡」が。名古屋は、開店と同時に花を持っていかれてしまいますからね。むしろ、この花が残っているようなお店は、名古屋では流行らない、縁起が悪いといわれるほどです。いかにも、名古屋らしい開店です。これまでも名古屋のサークルKの開店では幾度と無く見られた光景でしょう。
サークルK仕様のようなファミマ仕様のような
入っているATMは、大垣共立銀行の「ゼロバンク」。ポイントカードは楽天Rポイントカードです。どちらも、新体制のファミリーマートでは採用されないと報じられていますが、あくまでも、最後の日のオープンであっても、サークルKはサークルKのオープンですから、このあたりはサークルK体制です。
しかし、イートインスペースがあったりと、これまでのサークルKとはちょっと違う、きっと、ファミマへの切替のしやすい設計になっているのだろうな…と思える部分もちらほら。
サークルK「最後の開店」はこんなにも
そんな、サークルKサンクス最後の日、2016年8月31日に開店したサークルK、確認できただけでもこれだけありました。
・サークルK 上名古屋四丁目店(名古屋・西区)
・サークルK 上前津二丁目店(名古屋・中区)
・サークルK 名古屋丸の内一丁目店(名古屋・中区)
・サークルK 名東社が丘店(名古屋・名東区)
・サークルK 江南江森町東店(愛知・江南市)
・サークルK 岡崎上三本松店(愛知・岡崎市)
1980(昭和55)年3月15日。名古屋市天白区に「サークルK島田店」が1号店としてオープンしてから、36年5ヶ月16日後の2016年(平成28)年8月31日、サークルKラストオープンとなったこれらの店舗。
2002(平成14)年にセブン-イレブンが愛知県・名古屋市に進出してくるまで、愛知・三重・岐阜の東海3県はまさにサークルK王国でした。それ以前から名古屋に住んでいる人にとっては、「生まれて初めて訪れたコンビニがサークルK」だったという方も多いと思います。
なぜ、最後の日にこれだけ同時にオープンしたのか…。実際には、サークルKサンクスとして計画した店舗の最後のオープンなのでしょうけれども、名古屋・愛知に咲いた最後のサークルKの花という感じもしました。
36年5ヶ月16日にわたって咲き続けたサークルKの花。最後の開花を見届けました。
明日からは「ファミリーマート・サークルK・サンクス 統合記念キャンペーン」が始まります。
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