manacaを使おうキャンペーン
オークワでmanacaなのです
愛知県春日井市に物流拠点を設け、周辺に続々と出店を加速しているスーパー「オークワ」。その本拠地が和歌山県であることを忘れてしまうほどに、特に岐阜県の中濃・東濃地方に密に店舗を構えるようになりました。
そんなオークワで「manacaを使おうキャンペーン」という張り紙を見かけました。和歌山のーオークワでmanaca。一見すると似合わない関係ですが、実は必然といいますか、まだそこ繋がってる感じなのね。
ちょっと違う東海3県
オークワのmanacaを使おうキャンペーンは、10月1日から11月30日までの期間限定で、ミュースター会員登録をしたmanacaで決済すると、ミュースターポイントが5倍進呈されるというもの。
対象は、愛知・岐阜・静岡の3県エリアのみ。東海3県という言い方をしたくなってしまいますが、これは東海3県ではないですね。そこはオークワも東海3県とは言わずに「愛知、岐阜、静岡の3エリア」という言い方をしています。
といいますか、静岡にもオークワってあるのね…。勢いすごい。
ミュースターポイントって何だっけ
ところで、ミュースターポイントって何でしたっけ。これは、記名式manacaでミュースター会員登録をするとたまるポイントで、manacaでも条件があります。
それはエムアイシーが発行するmanacaであるということ。実はmanacaは2つの会社が発行しています。「株式会社名古屋交通開発機構」と「株式会社エムアイシー」の2社です。
名古屋市交通局、名古屋臨海高速鉄道、名古屋ガイドウェイバスで買うと「名古屋交通開発機構」のmanaca、名古屋鉄道、名鉄バス、豊橋鉄道、愛知高速交通で買うと「エムアイシー」のmanacaとなります。
つまりは、ミュースターポイントが欲しいなら名鉄で記名式manacaを買いましょうということです。しかも、オークワではその名鉄のmanacaにしかポイントはつかないわけです。
オークワと名鉄
和歌山のオークワと名古屋の名鉄に何か関係が?と思われるかもしれませんが、実は大アリなんですね。
かつて名鉄にはスーパーマーケット事業があったんですね。いくつかあったのですが、1987(S62)年には「名鉄パレ」に統合されます。そんな名鉄パレも2000年代に入ると連続で赤字を出すようになり、名鉄の手に負えなくなります。
名鉄は企業再生ファンドと合弁でパレの事業を続け、店名を「パレマルシェ」に変更。
そこにやってきたのがオークワです。2008(H20)年にオークワがパレの経営権を取得。そして2012(H24)年にはパレをオークワが吸収合併。現在もパレマルシェという店名は残っていますが、すべてオークワです。
それから4年。
今も、オークワと名鉄は繋がっているということですね。いやまあ、パレマルシェの立地的にそういう施策とも考えられますが、3県の全オークワでも展開しているわけですからね。
オークワと名鉄、今も繋がってるのね…とはそういうことです。
コメント
愛知県、岐阜県、静岡県の店舗では、名鉄manaca加盟店
三重県では、ICOCA加盟店のため、三重県の店舗ではmanacaのキャンペーンは対象外となります。
通常、東海地区の店舗ではTOICA加盟店やmanaca加盟店となりますが、オークワではTOICA加盟店はありません。諸条件が合わず静岡県でもmanaca、三重県ではICOCAを導入する事となったと考えられます。